初心者向け|ネクタイ選びの基本と失敗しないコツをわかりやすく解説!

スーツの基本と選び方
UnsplashのTim Mossholderが撮影した写真

「スーツを買ったけど、合うネクタイ選びが分からない…」
そんな初心者の悩みを店頭でよく聞きます。実は、ネクタイも着こなしの印象を左右する重要なパーツ。
スーツとシャツのバランスが整っていても、ネクタイがちぐはぐだと全体の雰囲気が崩れてしまいます。

今回は、ネクタイ選びに悩む初心者の方に向けて「色・柄・素材・シーン別」の観点から、失敗しない選び方をスーツ店店員の視点で分かりやすく解説します。

🧠 はじめに|ネクタイ選びは“永遠の課題”

ネクタイを選ぶとき、「この色で合ってる?」「おかしくないかな?」と不安になること、ありますよね。
私自身も昔はそうでした。フィーリングで好きなものを選びたいけれど、100%の自信を持ってつけるのは難しい。
そんな方は、まず「スーツと色味を合わせる」だけでも十分安心です。そこから少しずつ、自分らしい一本を見つけていきましょう。

🎨 ネクタイ選びの基本ルール|色・柄・素材のポイント

色合わせの基本

  • スーツと同系色なら失敗しにくい
    スーツとの色の組み合わせを考えるのも楽しみの一つですが、慣れない方には難しく感じる場合もあると思います。その場合はスーツと近い色味のネクタイを選べば全体の統一感が出て、違和感のない印象になる為おすすめです。
    例:ネイビーのスーツにはネイビーのタイ
  • シャツは白シャツかサックスブルーが合わせやすくおすすめ
    合わせるシャツもなるべくシンプルな白シャツやサックスブルーのシャツにすると合わせのハードルが下がりおすすめです。あらゆるスーツ、ネクタイの組み合わせにも馴染んでくれます。

柄の印象・初心者おすすめ度

柄の種類印象初心者へのおすすめ度
無地シンプル・万能◎(どんな柄のスーツにも合う)
ストライプビジネス感・爽やか〇(無地のスーツにおすすめ)
小紋上品・やや個性派△(柄によって印象が変わる為、初心者にはややハードルが高い)
ベイズリー華やか・個性的△(柄の印象が強い為、初心者にはややハードルが高い)

→ 初めての一本なら「無地」か「細めのストライプ」が安心です。

素材の選び方

  • シルク:ネクタイの素材として定番。光沢感がありフォーマルにも◎
  • ウール:秋冬向け。温かみがあり季節感を演出。
  • ニット:カジュアル寄り。ジャケパンや春夏向けのカジュアルなスーツにおすすめ
    過去にジャケパンについて解説しておりますので、こちらも併せて参照ください。
    ジャケパン | こっそりスーツ勉強会

🧑‍💼 シーン別おすすめネクタイ

ビジネスシーン

  • ネイビー or グレー系スーツ+無地 or ストライプタイ
  • 素材はシルクが安心。柄は控えめに

カジュアル・ジャケパン

  • ニットタイやウールタイで“抜け感”を演出
  • スエード靴やデニムパンツとの相性も◎

結婚式・パーティー

  • シルバー・ボルドーなど華やかな色もおすすめ
  • スーツが無地であれば小紋柄やペイズリーで個性を出すのもアリ!

⚠️ よくある失敗例とその回避法

ネクタイ選びでよく見かけるのが、「スーツ・シャツ・ネクタイのすべてを柄物で揃えてしまう」パターンです。
一見おしゃれに見えそうですが、実際には印象がガチャガチャしてしまい、落ち着きのないコーディネートになりがちです。

特に初心者の方は「無地より柄の方がこなれて見える」と思って、つい柄物を重ねてしまうことがあります。ですが、柄は一つ、せめて二つまでに抑えるのが安心です。

例えば、ストライプのシャツに小紋柄のネクタイを合わせるなら、スーツは無地にする。
逆に、チェック柄のジャケットを着るなら、シャツとネクタイはシンプルにまとめる。
このように、柄の“主役”を一つに絞ることで、全体の印象が整い、洗練された雰囲気になります。

「柄を使う=おしゃれ」ではなく、「柄を引き算できる=こなれ感」だと思っておくと、ネクタイ選びもぐっと楽になりますよ。

🧵 まとめ|まずは“安心できる一本”から始めよう

ネクタイは「きちんと感」と「自分らしさ」を表現できるアイテム。
初心者の方はまず、無地・ネイビー・シルク素材の一本から始めてみてみるのが私のおすすめです。
慣れてきたら、柄や素材で少しずつ遊びを加えていくと、着こなしの幅が広がります。

「このネクタイ、合ってるかな?」と迷ったら、まずは色味を合わせる。
それだけでも、十分に“自信を持ってつけられる”一歩になりますよ。

大切なのは自信を持ってスーツを着る事です。

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