スーツのサイズ感ってどう見る?初心者が失敗しないチェックポイント|パンツ・ベスト編

これからスーツを「始める」方向け

前回はスーツのジャケットのサイズについて書きました。

スーツのサイズ感ってどう見る?初心者が失敗しないチェックポイント|ジャケット編

今回はパンツとベストの適正なサイズについてです。

スーツスタイルを美しく見せるにはパンツとベストのサイズも非常に重要なポイントです。

今回は、パンツとベストそれぞれのサイズ選びのポイントを初心者向けに解説します。

パンツのサイズ選びのポイント

パンツは動きやすさとシルエットの美しさを両立するために、以下の点をチェックしましょう。

①ウエスト

ウエストはベルトなしでもずり落ちないゆとり感が理想です。

体型が変化しやすい方は少し緩めもOKですが、ベルトをする際に生地が寄ってしまい見た目が崩れてしまうので出来ればゆとりは最低限がおすすめです。

後述しますが、ウエストがきっちり止まっている事でパンツのシルエットを綺麗に保ってくれます。

*ウエストの参考画像です

少しわかりにくいかもしれませんがウエストが必要以上に緩いと白い囲みの部分の様なシワが入り不自然な印象になります。

②お尻から太ももにかけて

直立した状態でお尻から太もも周りのサイズを確認しましょう

もし、お尻から太ももにかけて横に引っ張る様なシワが入っている場合は体型に対してサイズが小さいサインです。

*ヒップ、太もものサイズの参考画像です

左の着用画像を見ていただくと、シルエットはスタイリッシュですが、ヒップは食い込み全体的に横にしわが走っている状態です。

筆者
筆者

2010年代は左のサイズが人気があった印象でした。

今は出来れば少なくとも右の着用画像くらいゆとりがある事が理想ですが、最終的には着る方の好みです。出来るだけきつくないサイズで着たい方は右の着用画像よりもっと緩めでもいいかもしれません。

③パンツの長さ

*パンツの長さの比較画像です

パンツの長さについては右の画像の様に裾が靴の甲に触れる程度の長さがおすすめです。

左の様に常に靴下が見えるほど短いと軽い印象になりがちです。

逆に長すぎると靴の上で生地がたまり、パンツのラインが崩れてしまいます。

ここでパンツのウエストがしっかりと留まっているか要チェック!

緩いと下にずり落ちやすくパンツのラインが崩れてしまいます。

ベストのサイズ選びのポイント

ジャケットの下に着るベストですが、気を抜かずにチェックしましょう。

①ウエスト

ベストのボタンを留めた際に横に引っ張る様なシワが入る場合は体に対してサイズが小さいサインです。

食事をしても苦しく感じないようなゆとり感が理想です。

筆者
筆者

ベストを着るシーンは食事を伴う事が多いです。

食事をしてお腹が膨らみやすい方や体重が増えやすい方は余裕を持ったサイズ選びが重要です。

②ベストの長さ

最後はベストの長さです。

後ろからみてベルトを通す輪(ベルトループ)がしっかりと隠れる長さが理想です。

前から見た状態も確認を行いベルトのバックルにかかるくらいの長さになっているか確認しましょう。

ベルトのバックルは写真の様に控えめなデザインがどんなシーンにも馴染みやすくおすすめです。

まとめ|サイズ選びは「快適さ」と「納得感」のバランス

パンツやベストのサイズ選びは、見た目の美しさだけでなく、動きやすさや快適さにも直結する大切な要素です。今回ご紹介したポイントを押さえることで、スーツスタイルがより自然で、自分らしいものに近づきます。

  • パンツはウエスト・ヒップ・太もも・股下のバランスが重要。
  • ベストはボタンの引っ張りや丈の長さに注意。
  • どちらも「横ジワ」や「裾のたまり」など、見た目の違和感がサインになることも。

そして何よりも大切なのは…

サイズの「正解」は人それぞれ。体型や好みによって快適なフィット感は異なります。
違和感がある場合は、遠慮なく店員さんに相談することが大切です。
自分らしいスタイルを見つけるためにも、納得感を重視したサイズ選びを。

スーツは「着られている」より「着こなしている」感覚が大切。ぜひ今回の内容を参考に、あなた自身のスタイルを見つけてくださいね。

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